新国立美術館by 黒川記章
アルルの寝室 1888年
本物はもっともっと鮮やか
ゴッホはこのアルルの寝室でパリに住む友達が来るのを毎日楽しみにしていました。ゴーギャンに宛てた手紙に、
「先日、君の泊まる部屋に明るいひまわりの絵を飾ったよ、君がアルルに来るのをとても心待ちにしている」
と書いてありました。大きなひまわりの絵を飾って、友人を待っていたゴッホの心境を考えると、弟のテオが何故、気難しいゴッホを生涯ずっと支え続けてきたのかが、理解できるような気がします。純粋で絵の事しか考えられず短い人生を終えたゴッホ。
新国立美術館で開催中のゴッホ展で、数々の模写や習作を目にし彼がただ本能のまま、がむしゃら描いていたのではなく、緻密な色彩計画や素描の訓練を経て、過去の芸術家から様々な事を学びながら膨大な作品を一つ一つ命を懸けて描いていた事がわかります。南仏アルルに移ってからはそれまで内に秘めていたエネルギーが一気に爆発したような鮮やかな色彩の作品が多く心に響きます。特に反対色を多様した複雑な色あいは上質なツイード素材の様、、、。アルルの寝室を実物そっくりに再現した部屋もあり、彼の生涯をより身近に感じられる見ごたえのある展示でした。
11月8日には観客が30万人を超えたこの展覧会。朝、開館してすぐに入場したにもかかわらず、すでに沢山の人が来館していました。



新国立美術館、あのお皿の様なもの(屋根?)が
返信削除ない方がいいのではないかと、、、、
あの部分は建物から少し離れていて確かロッカーだったと思います。中はもっとすごい吹き抜けになっていて、館内にある大きな逆三角の上にはレストランがあります。
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