2010年10月14日木曜日

Welcome to ams-museum !

レンブラントも困惑

美術館の相関図

気の利いた映画館です!
何事も舞台裏というのは面白い。どんな状況であれ素晴らしい物を作れば作ろうとするほど人それぞれのエゴがぶつかり合い混乱してしまう。当事者にとっては悲劇的だが第三者にとって、その人間模様は喜劇的でドラマチックです。「ようこそ、アムステルダム美術館へ」は正にドキュメンタリーでありながら、映画的な人間模様が味わえる作品でした。

芸術大国オランダ、アムステルダム国立美術館は新しい手法でよりよい展示を市民や観光客に楽しんでもらう為に大々的な改築工事をする事になります。卓上では上手くいくはずだったプランも実際に動き出すと、自転車の舗道問題で市民団体とスペイン人建築家が対立したり、館長の強引さ、膨大な役所の許可、クリエイター達の美意識と日常的な合理性の矛盾、また、オランダ人の討論好きも相まって大騒動に発展し、どんどん工期が遅れていきます。

そして、長引く工期によって落ちていくモチベーション、、、。その結果、なんと2010年現在も未だ工事中。2007年からレンブラントをはじめとする傑作名画、歴史的遺産、三年がかりで日本から手にいれた風神雷神像などが、すべて倉庫の中で眠ったままです。
なんという愚行!
 しかし誰が悪いわけでもなく、皆、良い美術館を作ろうとそれぞれの職務に一生懸命なだけ、ヨーロッパのインテリジェンスに溢れた大人の男たちが右往左往する姿はある意味魅力的でもっと言うならセクシーささえ感じます。

皆、美的センスを発揮する職種柄か、ネクタイやセーターの微妙な色合いがとてもおしゃれです。
アムステルダム国立美術館、開館の暁には是非一度足を運んでみたくなりました。
(ある意味この映画はいい宣伝になりますね~しかし、いったいいつ開館??)

0 件のコメント:

コメントを投稿